君のためなら
「朽木・・・お前って・・・ある意味おせっかいだな」

そうじの時間。急に龍夜がいってきた。

「はい?」

「だから、おせっかい!」

「・・・ほっとけ!」

どこまでもむかつく奴。

こいつには友情というものがないのか!

「あ、龍夜ー!」

一歌だ。一歌は最近龍夜になついている。

いや・・・もしかしたら好きなのかな?

「一歌ちゃん。どうした?」

「別にー」

「なんやねん。そうじは?」

「もう終わった。てかやってない(笑)」

「さぼりかよ。悪ー!」

・・・龍夜が笑ってる。

あたしの前ではさめてるくせに。

「あ、今日の給食、豆全部たべてん!」

「おぉ!すごいやん」

「だからーチョコおごって!」

「え!!」

「約束したやんかー」

「はいはい。分かったよ」

なんなんだ・・・。この甘甘な二人は・・・?

見てていらつく。

「ちょっと龍夜!そうじちゃんとしてよ!」

「あーやっといて」

・・・はぁ?

今、なんて?

そうじより女の子を選ぶってゆうんですか??

つくづく最低な男。




< 10 / 17 >

この作品をシェア

pagetop