君のためなら
次の日、龍夜があたしに話しかけに来た。
「・・・おい」
無視。
「・・・おい!」
龍夜はあたしの肩をつかんだ。
「・・・何か?」
「あの理科室の落書き、消しといてな」
落書き・・・?
あ、もしかして・・・
-----理科室を使うとき班の男女に分かれて使うことになっている。
あたしとおなじ班の女子は下村一歌。一歌はあたしと龍夜が付き合ってることを知っている。
「澄花!見て!」
「んー?・・・何かいてんのよ!」
一歌は机の中にあたしと龍夜の相合傘を書いていた。しかもペンで-----
「知りません!あれはあたしがかいたんじゃないし」
「そんなん関係ない。まぁ、書き換えといたから別に消さんでいいや」
「は?書き換えたって何に?」
「俺の名前のとこを達也に」
達也。黒木達也。龍夜の心友であり、あたしの友達でもある。
「な、はぁ??意味わからないんですけど」
「こっちだって勝手にかかれてて意味わからんかったんですけど」
・・・なんなんだ。こいつ。別れたと思ったらえらそうな口ききやがって・・・
本当に最低な奴。
「うっさいな。何を言い合いしてんのなよ」
達也登場。タイミングびみょー・・・。
とりあえず達也をこっちの味方につければ・・・
「別に。そういや達也、理科の宿題やったか?」
「え、宿題あったっけ?うわーやってねー・・・龍夜、見せて!」
「しょうがないなぁ」
龍夜と達也はどっかに行ってしまった。
なにこの状況・・・
あの落書き、あたしにどうしとけと?
このときあたしのなかの龍夜は今までの優しい龍夜ではなく、悪魔の龍夜へと変わったのだった。
「・・・おい」
無視。
「・・・おい!」
龍夜はあたしの肩をつかんだ。
「・・・何か?」
「あの理科室の落書き、消しといてな」
落書き・・・?
あ、もしかして・・・
-----理科室を使うとき班の男女に分かれて使うことになっている。
あたしとおなじ班の女子は下村一歌。一歌はあたしと龍夜が付き合ってることを知っている。
「澄花!見て!」
「んー?・・・何かいてんのよ!」
一歌は机の中にあたしと龍夜の相合傘を書いていた。しかもペンで-----
「知りません!あれはあたしがかいたんじゃないし」
「そんなん関係ない。まぁ、書き換えといたから別に消さんでいいや」
「は?書き換えたって何に?」
「俺の名前のとこを達也に」
達也。黒木達也。龍夜の心友であり、あたしの友達でもある。
「な、はぁ??意味わからないんですけど」
「こっちだって勝手にかかれてて意味わからんかったんですけど」
・・・なんなんだ。こいつ。別れたと思ったらえらそうな口ききやがって・・・
本当に最低な奴。
「うっさいな。何を言い合いしてんのなよ」
達也登場。タイミングびみょー・・・。
とりあえず達也をこっちの味方につければ・・・
「別に。そういや達也、理科の宿題やったか?」
「え、宿題あったっけ?うわーやってねー・・・龍夜、見せて!」
「しょうがないなぁ」
龍夜と達也はどっかに行ってしまった。
なにこの状況・・・
あの落書き、あたしにどうしとけと?
このときあたしのなかの龍夜は今までの優しい龍夜ではなく、悪魔の龍夜へと変わったのだった。