君のためなら
3章
日は過ぎあたしは2年生になった。

あれから一度も龍夜とは話をしていない。

雛奈も進展がないまま。

2年生になってそうじ場所を決める。

変なとこあたりませんよーに・・・!!!

そんな思いでひいたくじに書いていたのは廊下。

やった!結構マシじゃん♪

そんな思いもつかの間。

「女子の廊下って誰ー?」

「あ、はーい!あたしあたしー!」

そういって振り返っていたのは・・・


龍夜。


神様。どうしてそんないじわるをするのですか・・・


「なんな、朽木か」

なんなとはなんな!

ってつっこみたいところだけど・・・

あたしの気分は最悪だった。


「じゃぁ今日からそのそうじ場所でしっかりやるようにー」

あ、そっか。今日からか・・・

あたしは学活が終わると同時に教室を飛び出し雛奈のもとへむかった。

「ひーなー!やばいやばい!!!」

「なになに!どうしたそんなあわててー?」

「そ、そうじ・・・そうじ場所が龍夜とおんなじなのー!」

「まじで!?そりゃドンマイだわ(笑)」

笑い事じゃないよ・・・雛奈・・・

「雛奈はどこだったの?」

「あたしはね、水道」

「一人?」

「それが・・・」

なんと雛奈は秦くんと一緒だった。

「やったじゃん!」

「・・・うん」

「どした?もっと喜ばないの?」

「・・・」

雛奈みた先には愛美がいた。

愛美はこっちを見て・・・見て?

てか睨んでる?
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