君のためなら
愛美はこっちを睨んだかと思うと

「せっこ」

といった。

雛奈は小さい声で「いこ」とあたしの腕をひっぱった。

「どうしよ・・・なんで一緒のとこあたるかなー・・・」

雛奈は愛美が怖いみたい。

あたしはどうしたらいいかわからなかった。

「雛奈ちゃん!」

「あ、秦我・・・」

「一緒やな!そうじ全部たのんだ☆」

「え、あ、・・・!!」

雛奈が急に顔をふせた。

「雛奈?どした?」

「あ、愛美・・・」

「え?」

雛奈が指した方を見てみると愛美がいた。そしてすごく睨んでいる。

「雛奈ちゃん?どうした?気分悪い?怒らせた?」

「うるさいなぁ!あんたと一緒にそうじ場所になって最悪!どっかいって!」

雛奈!?雛奈は秦くんにそういうと3階へあがっていった。

あたしはあわてて後をおった。


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