日常化した座敷わらし
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ガチャ
『ただいまー』
えー。私真流、只今学校から戻りましたー
さて、今から愛しのマイ スウィート ホームでゆっくり疲れを癒すとするかー
HAHAHa 母「ちょっと、真流!!」
HAHA母母母!!
『どーしたの、マイマザー』
母「お爺ちゃんが倒れたって!!峠が近いらしいから準備して!!」
マザーについてはスルーなのね
『ぇ、マイグランドファーザーが?てか、準備って?』
母「決まってるでしょ!!行くのよ、お爺ちゃんの所に」
グランドファーザーについてもスルーなのね
『ぇ、お母さん逝っちゃうの?』
母「ふざけるんじゃありません!!氷漬けにされたいの?」
『申し訳ございませんんん!!
え、でもお爺ちゃんの居るとこって…』
母「えぇ、北海道よ」
『何もこんな寒い時期に寒い所行かなくても…(´・ω・`)。で、いつなの?』
母「今日の夜出発」
『ええぇ!?まだ準備出来てないよ!!』
母「だから早く準備しなさいって言ってるでしょ!!」
『えぇ!?だって、明日の学校は!?』
母「欠席」
『い、いゃ…いゃっほぉぉぉおいっ!!』
母「コラッ、喜ばないの!!一大事なんだからね!!」
『うっほほーい!!準備してくるー!!』
母「あ、真流!?
……行っちゃった。全く、人の話を聞かないんだから。誰に似たのかしら」
父「おーぃ。靴下買ってきてくれた?」
母「え?なんの事?」
父「今日の朝言ったじゃないか、靴下が破れたから新しいのを買ってきてって。」
母「…テヘペロっ」
父「全く、人の話を聞かないんだから」
真流は母の血を濃く継いでいたのであった。