日常化した座敷わらし
『さ、さ、ささささっぶぅぅっ』
ビュゥゥー
雪が降り積もる中、柳田一家は無事北海道に到着した
『寒い、凍える、寒い』
母「そんな厚着して何言ってんの。ほら、お爺ちゃん家まで、歩くわよ」
真流の今日のファションはTシャツ二枚にパーカー二枚にジャンバー二枚にコート一枚のまるまるスタイルだぞっ
厚着し過ぎて、まるまるに太って見えるぞっ
真流だけに(キラーン
『ブヴォォォ、寒い、寒助、寒五郎』
父「どうしようっ、真流が寒さで頭おかしくなっちゃった!!」
弟「…大丈夫。…真流はもともとcrazyだから。」
母「おぉ、初出番のお二人、初台詞おめでとう。」
姉「ちょ、お母さん。お父さんは一回セリフあったよ。それに、弟。あんたは無口な設定にするつもりなんだからあんまり喋るな」
『いやいや、crazyは?今弟crazyって言ったよ!?そこについては!?』
姉「いつものことでしょ」
『扱い荒っ …ってかcrazyって何?』
姉「ぁ、彼氏からメールだ」
『スルー?』
姉「いつものことでしょ」
『…』
真流は自分の立ち位置について真面目にかんがえるのであった
そして、姉の彼氏はケイタイの中の人物であった…。
母「着いたー」
『…』
そして、柳田一家は無事古ぼけた洋館に到着したのであった