日常化した座敷わらし
座「お前俺のことよく鬼畜って言うけど、意味分かってんのか?
鬼と畜生。転じて、残酷で、無慈悲な行いをする者の事だぞ。」
『まさにそのとうりじゃないか』
座「全身に馬糞塗りたくってオホーツク海に投げるぞ。」
『エグいぃぃぃいい!!
ごめんなさいぃぃぃいい!!菩薩、貴方は菩薩の如く素晴らしい~』
座「はっ。わざとらしいんだよ、くそが」
『全力で謝ったのにこんな酷い返しされたの初めてだよ』
座「テメェは俺の歩いた足跡でも舐めてろ。」
『ええぇぇえ!?何で!?普通靴の裏とかじゃない!?足跡って、靴の裏さえ舐められないの!?…いや、断じて舐めたい訳ではないんだけれどっ!!』
座「ふざけんな。靴が汚れるだろーが。」
『私なにかした!?ごめん、謝るからもうやめて!!』
座「どーでもいい。」
『ちょ、ここまでやって扱い雑っ!!
とことん自己中か!!
ぇ。で、どーやってここに来たの?飛行機なんか…乗れないよね?』
座「小説だから何でもありなんだよ。」
『世界観ぶち壊すのやめてもらえませんか!?』
座「神に出来ないことはない。」
『どっちにしろ、イラッと来るのはどうしてだろう。
てか、私の部屋から出れたの?』
座「部屋主のいる場所の半径10キロ内なら移動可能。…っていう設定だ。
ちなみにどんなに遠い場所でも部屋主の所には飛んで行けるらしい。
(何これマジ厨二だろ。)」
『ねぇ、もうわざとでしょ。わざと世界観粉々に粉砕してるんでしょ。何、何なの。この小説終わらせたいの?主人公が自分じゃないから拗ねてるの!?』
座「ただ暇を潰したい。」
『俺様か!!』
座「それにこんなにモチベーションの低い主人公にはなりたくないし。」
『泣くぞ。』