日常化した座敷わらし


座「そう言えばこんなとこで汚ぇー格好してなにやってたんだ?」


『汚いは余計だよ。そうだ、こんなことしてる場合じゃなかった!!』


座「俺の質問に答えろ。こんなことってなんだ、ひねるぞ。」


『ちょっ、分かった話すって!!』


『実は……

ぺちゃくちゃ

割愛

ぺちゃくちゃ

…って事なの」


座「ほー。
…って分かるかぁ!!」


『え、なんで』


座「なんでじゃねーよ。ぺちゃくちゃと割愛の2単語で内容が分かるかよ。」


『いや、そこは小説なんだし。…ちょっと省いたって良くない?』


座「だらけるな、屑!!」


『いや、家で散々ごろんごろんして嫌がらせ仕掛けて暇になって、来た人に言われても全く説得力ないんだけど。
わらしの方が確実にだらけてるけど。』


座「俺はいいんだ。正義だから。」


『何の理屈!?それに明らかに悪なんだけど!!悪意の塊にしか見えないんだけど』


座「ゲスの塊がほざくな。
で、何なの?てめーは爺の手紙探してんの?」


『(結局、話し割愛でも分かってたんかい。)ぅ、うん。』


座「何のために?」


『……は?』


座「てめーは何の為に手紙探してんだって聞いたんだ」


『…何のためって…』




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