日常化した座敷わらし


ニヤニヤニヤニヤニヤニヤ…


ニヤニヤニヤニヤ…



『でゅふふふ。わらしめ、いつのまにツンデレなんて技を習得したんだ!!でゅふふふふふ。』




―――ダダダダダっ



姉「おっそーーーーい!!何やってんのって……、きもっ!!何一人でニヤケてんの!?きもっ、まじ鳥肌だわー。」



良いことばかりが続くはずもなく、真流は実の姉から全力で非難を浴びたのであった。



そして、車に戻ってからも家族から大量に非難を浴びたのだった。



「遅い」とか「遅過ぎる」とか「きも過ぎる」とか…


最後の言葉は明らかに姉の言葉だろう。



そして、空港に着き、飛行機に乗り込む時、ふいに



《ありがとう、また来てね》



何処からかお爺ちゃんとお婆ちゃんの穏やかな声が聞こえた




真流はとびきりの笑顔で空に向かって大きく手を振った



『また来るねーー!!』



母「何やってるのよ!!」


姉「恥ずかしいから止めなさい!!」


弟「他人のふり…」


父「あの~、後ろ詰まってるから早く進んで?」




去らばもう一つの故郷!!


こうして、真流の激動の四日間が終わったのであった。




『ぁ、そう言えばお爺ちゃんに手紙のこと秘密って言ってたのに、わらしに言っちゃった。
…まぁ、いいか。わらし、一応神様だし!!うん。』





ちゃんつゃん♪
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