日常化した座敷わらし



『わらしの部下って事は、下僕さんも座敷わらしなんだよね?』


下僕「えぇ、でも、パートナーが殆ど単独で動く方なので自分は雑務担当みたいになっています」


『うんうん、わらしって一匹狼っぽいもんね。集団行動が苦手そー、性格が歪んでるし。
しかも今回はせっせと雑務をやってる時に自分勝手に呼び出されたんでしょ?苦労してるね、下僕さん。』


座「三途の川に沈めて欲しいか?」


『すまん、言い過ぎたなっテヘペロッ』


座「よし、今すぐ白装束に着替えて寒中水泳に行くぞ。三つの川の。」


『ぎゃぁぁあやめてー!!まじで三途の川に沈めないでーーー!!』


下僕「…不幸なのは自分だけじゃなかった…」


座敷下僕はホッとした。
所詮真流と下僕は同じ穴の狢なのであった。


『すまん、下僕さん助けてデベベロッ』


下僕「テヘペロ言えてませんよ。嫌です。」


『すまん、賛同問わず巻き連れじゃぁぁあ!!デベロッパッ』


下僕「ひぃぃぃい!!デベロッパって何ぃい!?嫌だぁぁああ!!」


―――――――――――
――――――


『死ぬかと思った…』


下僕「あの方にそんな命知らずな事を言うからですよ、自分の方こそ死ぬかと思った」


『いや、あんたは神様だから死なんでしょ』


下僕「ぁ、そうでした」


『こんな二人が神様なんて世も末だな。』


座「もう一回寒中水泳に行くか?」


「『すいまっせぇぇえええん!!』」









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