日常化した座敷わらし
座「仕事はしたら負けだと思っている」
『完全にニートの台詞だよ!!絶対親の年金の脛かじって生きていくタイプだよ!!』
座「年金だけじゃない。生命保険もある」
『えげつなっ!!こんな心底腹黒い人初めて見たよ!!』
座「人じゃねぇよ、神だ」
『人の揚げ足とってんじゃないよ!!』
真流は一頻り叫ぶと、溜め息をついた
そして一年分の破かれたカレンダーを拾い集めた
『ん……?」
すると床に綿の様なものが落ちているのが目にはいる
『なんだこれ…、』
その近くにまた綿の様なものが落ちている
『……まさかっ!!』
真流はその先を見ると…
『まさおぉぉおおお!!』
と、叫び声をあげた
座「今度はなんだよ、煩ぇ」
『煩ぇじゃないんだよ!!私のまさおになんて事をっ…』
真流はそう言うと、ボロボロに破かれたクマのぬいぐるみを座敷わらしに突き出す
『カレンダーだけに留まらず、まさおにまで手を掛けるなんてっ!!許すまじ!!』
座「はぁ?んだよその汚ねぇ物体は」
『しらを切るつもりか!!正直に言えぇぇええ!!』
座「だから、俺はやってねぇってんだろ。」
『じゃあ何でこんなありまさまになったんだよぉぉぉお!!』
座「落ち着け、うざい。それは猫がやったんだよ」
『猫?タマの事?』