日常化した座敷わらし
『ぬあぁぁぁああああ!!』
ここからが、問題だった。
座「煩ぇ」
『歯が…
…歯が、銀歯になっとるやないかーーーー!!』
座「あ?」
『ぇ、これマジ、どーゆーこと!?
ぇ、…えぇぇえ!?』
真流は急いで階段を駆け降りて、台所に立っている母に叫んだ
『お母さん!!歯が、銀歯になってる!!』
『そーなんだ。』
『ぇ、いや、歯が銀歯になってる!!銀歯になってるんだよ!!』
『治療したんだから普通でしょ』
『普通って、ぇ、えぇ!?なんで、銀歯なの!?白い歯じゃないの!?』
『白なんか0がもう1つ増えるくらいお金かかるよ。銀歯は普通。』
母は真流の悲痛の訴えをさらりと交わして、呆れた様に言う
『そ、そんなの…そんなの知らなかったーーー!!』
真流は泣き叫びながら、階段をドタドタと上がって行き、部屋に飛び込んだ