日常化した座敷わらし
世の中には知らないものが沢山ある
―――チュンチュン
心地好い雀の囀りと共に、私は朝目覚め…
『グエッ』
…心地好い雀の囀りと共に、私は朝目覚めずに50㎝の高さがあるベットから落ちて目覚めた
いや、落とされて目覚めた
『…』
座「早く起きろ、愚民」
『いや、心地好く朝を眠るヒロインをベットから転がり落とすって、どういう神経してるの』
座「転がり落とす?はっ、そんな不躾な事するかよ。俺は蹴り落としただけだ」
『もっと不躾だわぁぁぁあ!!!』
真流は朝から怒鳴り声をあげる
ちなみに今、午前8:30である
『てか、もう家出る時間じゃないか!!』
座「なんだ、家出か?」
『学校だ、ボケェェエ!!てか、目覚ましは!?なんで鳴らなかったの…って針がなーい!!どういう事!?意味が分からんー!!』
目覚まし時計は針だけ姿を消し、数字が書いてある円盤だけ残っていた
『細かーい!!どんだけ些細な悪戯してんだ、藁新太郎!!』
座「その名前で呼ぶな下僕!!」