私は・・・幸せになっていいの?
つーか西島君は隆星に気に入られてる

ずっと二人で遊んでいる

でも隆星も疲れたのかもう寝てしまった

そしたら西島君がいきなり口を開いた

「なぁー宇野」

「なに?」

「俺、お前に言うことがあるんだ」

「うん?」

「俺は実はさっきのやつが言っていた

竜王だ」

「え・・・竜王って?」

「お前はしらねぇのか!?」

「あ・・・もしかして・・・」

確か私が荒れていた時期に竜王?って

いう名前を聞いたことがある

ものすごく喧嘩がつよいって

周りからは恐れられている存在だって

「思い出したか?」

「う、うん・・・」

「俺はお前に隠し事はしたくない」

いきなり何をいいだすんだろう?

「お前も俺に言ってくれないか?」

「なにを?」

「なぜ隆星と二人で暮らしているのか?」

「そ、それは・・・」

「俺はお前を守りたいんだ」

その言葉がグッと来た

ほかの男ならすぐに殴っていたのかもしれない

私はしらないうちに西島君のこと好きに

なっていたんだ・・・

西島君はどう思ってる?

なんか泣きたくなった・・・

「どうしたんだよ?」

「え・・・なにが?」

「なんで泣いてるんだよ?」

嘘・・・

いつのまに涙がでていた

私は初めて人を好きになった

こんなに苦しんだってことも



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