私は・・・幸せになっていいの?
だから今、隆星には私しかいない

あたしにも隆星しかいないの

ヤンキーを卒業したのだって隆星の

ためだった・・・

でもヤンキーはヤンキーなんだね(笑)」

「はぁ?」

「結局は隆星のためにヤンキーを卒業

したのに隆星を危ない目にあわせてしまった」

「そんなことねぇーよ」

「あるよ!!隆星を守るのは私なの。

隆星がいなくなったら私は生きてる意味もない

隆星だけが私の生きる希望なの」

「隆星を守るのは宇野一人ぢゃない

俺も守る」

「え・・・」

「だから俺が宇、美咲と隆星を守るよ。

俺はずっとお前に惚れていた・・・

花龍に会ったときから」

「でも私はもう花龍ぢゃないから」

「俺は花龍の姿の美咲が好きだしそのまんまの

美咲も好きだから」

「私なんかでいいの?」

「美咲ぢゃないとダメだから」

「ありがとう」

「今度から俺に頼れよ。一人で抱え込むなよ」

「うん」

そして私たちは付き合うことになった

本当に西島君と付き合えるなんて思っても

みなかった・・・

嬉しすぎる!!

でもやっぱり怖い・・・

私には隆星がいる

西島君は俺が二人を守るって言ってくれたけど

それだったら西島君の自由を奪っちゃうよ・・・

だから西島君と付き合うときに決めたよ

西島君が別れたいと思ったらすぐに別れてあげて

西島君の幸せを願うってね・・・

< 29 / 44 >

この作品をシェア

pagetop