銀月龍の唄集
真昼の月のように

まるで真昼の青い空に浮かぶ
白い月のように・・・
君は、優しくて美しい人でした。

初めて本気で人を好きになったのは
君が初めてで・・・。
初めて本気で、親友を殴ったのも
あの時が初めてだった。

君をずっと見てきたからこそ

親友として
ずっとアイツの隣にいたからこそ
わかっていた

例え、君が今
悲しくても・・・
苦しくて、辛くても・・・。
いつか必ず笑顔になれるって。

だって、君はアイツが好きで
アイツは君が好きだから。
ね?笑顔になれる。

いつか君は言ったね。
『好きになっちゃいけない人なんていない』
そんな君に
『好きだ』と心の内を
言ってしまったなら
きっと困ったような
悲しそうな顔の君が想像できるから
言わないでおこう。

いつか、笑顔で
好きだったよと
過去形にして語れるようになるまで
今はまだ好きでいさせてください。

その時には
どうか・・・。
アイツの隣で
幸せそうに微笑む君でありますように。
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