君が笑えば。

■置いていけない■

side 彼方


俺には、昔からずーっと嫌いで

ずーっとライバルで

ずーっと…憧れてる奴がいる。

そいつは全然努力なんてしてるように思えない。

あいつは素材自体がいいのかもしれない。

そんな奴に俺はずっと戦いつづけている。


相手は全然俺のことなんて眼中にない。

だからこそ、色んな情報は掴める。

だけど。

だからこそ悔しいんだ…。