君が笑えば。

ため息つきたいのはこっちなんですけど!

とか思ったり…

「てか、お前さ…」

「ん?」

「なんで南高だって分かったんだよ」

「そりゃ制服でわかるでしょ」

「制服で!?」

「うん…?」

俺はびっくりして郁哉の肩を思い切りつかんでいた。

郁哉が俺のバイト先に来たら…

そしたらあの子の学校くらいはわかるようになるのかもしれない…

とか思ったけど…

すぐやめた。

郁哉に言ったらいろいろつっこんできそうだから…

そのまま郁哉と別れて家に帰って行った。


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