君が笑えば。
思い出していないふりをするのは大変だった。

だって、君は俺が言わないことで誰か山本でも俺でもないやつに奪われてしまうかもしれない。

そんなこと思うくらいだったら早く本当のことを言えばいいのに。

俺は意地っぱりだから
言えない。

本当のことなんて。

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日がだいぶ経った。

高校2年だった俺らは3年になった。
春。

大会がある。

俺はリハビリを終了して今はバスケ部の一員として頑張ってる。

俺は出れるかな?

山本の高校との試合に…。

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