君が笑えば。

俺は試合が始まるまで体育館の周りをぶらぶらしてた。

なんか落ち着かなくて…
結菜のそばにむしょうに行きたくなる。


そんな気持ちを抑えるために俺は体育館の周りを一人でぐるぐるとまわっていたんだ。

一人のほうがよかった。

誰かと一緒にいるよりも一人黙々と歩いていたかった。


「颯斗くん、練習開始するよ。」


倉橋が俺を呼んだ。

俺は倉橋のほうへといった。
< 130 / 154 >

この作品をシェア

pagetop