君が笑えば。



「そっ…そうだけど…」


「あっ!マヂでこれから颯斗くんて呼ぶなよ。」



俺は言いたいことだけを倉橋に言い放ち、結菜の手を引いて体育館をでた。



「颯斗くん。」


結菜が俺の名前を呼んだ。



「公園、いこ。」



そういって俺たちは近くの公園に座った。


結菜はベンチに座る。

俺はなんだか怖くて座れない。



「颯斗くん?座らないの?」


すとん。

おれは結菜の隣に腰掛けた。


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