君が笑えば。

って言って結菜は電話を切った。


ドスっと肩にのってきた重たいもの潤先輩と将人のものだった。


「なんだよー」


「また彼女かよー」


潤先輩と将人はいとこ同士らしくて話すときいつもこうなる。


潤先輩は俺を可愛がってくれる先輩で、将人は俺の学校内の親友。


元は将人とはケンカ友達。

だからこそ、なんか強く繋がるものがある。



「そうっすけど?」


「うわぁー」
「きたぁー」

「「ドSスマイル」」


「ハモっててきもちわりぃ。」


そう言って俺はその場を離れてく。


「彼女見せろよー!」

「おーいー!」

「なぁ、颯斗ー」


ずーっと言ってくる。

これ、毎日のこと。

< 153 / 154 >

この作品をシェア

pagetop