君が笑えば。
って言って結菜は電話を切った。
ドスっと肩にのってきた重たいもの潤先輩と将人のものだった。
「なんだよー」
「また彼女かよー」
潤先輩と将人はいとこ同士らしくて話すときいつもこうなる。
潤先輩は俺を可愛がってくれる先輩で、将人は俺の学校内の親友。
元は将人とはケンカ友達。
だからこそ、なんか強く繋がるものがある。
「そうっすけど?」
「うわぁー」
「きたぁー」
「「ドSスマイル」」
「ハモっててきもちわりぃ。」
そう言って俺はその場を離れてく。
「彼女見せろよー!」
「おーいー!」
「なぁ、颯斗ー」
ずーっと言ってくる。
これ、毎日のこと。