君が笑えば。

振り返るとそこには笑ってるあの人がいた。

「あっ…すいません。会話が面白くて…」

「…キミの名前教えてくれないかな?」

「え…?」

俺は気づいたらあの人に名前を聞いてた。

「あっ…あたしは…中西結菜です。」

「結菜ちゃん!樹亜ちゃん連れてこれる日教えてほしいからメアド交換してもらえるかな?」

「あっ…いいですよ!」

「じゃあこれ俺の。んでもう一個颯斗の!」

「あっ…ありがとうございます」

「じゃあメールしといて!」

「はい!」

「俺らはもう友達だからなっ♪ためにしようぜ」

「あっ、はい!あっ、じゃあ塾だからまたね!」

そう言って去っていくあの人をまた見つめていた。


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