君が笑えば。
遊園地に着くと、樹亜ちゃんも郁哉も目を輝かせてまるで子供のようにはしゃぐ。
それを見て微笑んでる結菜ちゃんを俺は見つめていた。
すると、くるっと振り返って少し顔を赤らめて「…なんですか?」と聞いてきた。
「…いや、楽しいのかなって…」
そうとしか言えなかった。
「…!」
すると今度は驚いた表情になった。
「はい!楽しいですよ♪久々に樹亜の楽しそうな顔もみれたし…何しろ…」
「樹亜ちゃん…当たりくじ引いたよね…」
そう言うとまた少し驚いて「はい♪」と笑顔で返してくれた。