君が笑えば。

その笑顔がとても可愛くて、2人でいろいろ話したいと思った。

でも、臆病な俺は言えない。

断られたくない。

だんだん日も暮れてくる。

樹亜ちゃんと郁哉はいい感じになってる。

きっとあの2人は今日にでもくっつくんだろうな…

「郁哉―!そろそろ時間―!」

「え―!」

「“えー!”じゃなくて時間は時間」

「せっかく楽しんでたのにね~?樹亜ちゃん!」

「うん!」

「また来ようね♪」

「うん♪」

樹亜ちゃんが幸せそうに笑う姿を嬉しそうに見るキミ。

その姿はとてもきれいだった。


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