君が笑えば。

「送ろっか…?」

「いいの?」

「うん。こんな時間にあぶねえじゃん。」

「ありがとう。あっ、今日は楽しかった。またね!」

そう言って彼方ってやつに連れられて去っていく俺の好きな人。

俺の誘いは断ったのに…

彼方って奴が“送ってく”って言ったらOKする。

キミは彼方って奴が好きですか?

俺なんて眼中にないんだろ?

改めて、
自分の立場を感じた。


< 32 / 154 >

この作品をシェア

pagetop