君が笑えば。
俺が再びお前に会うのはコート内だと思ってた。
でも、俺がお前に再び会ったのはあの日だった。」
そうなんだか寂しそうに話す山本彼方を俺は見つめていた。
「…あの日って…いつだ?」
山本彼方の存在はわかる。
でも出会った日をどうしても思い出せない……
「…それは…お前が思い出せ…」
「…」
「…春先颯斗、コートに戻って来いよ。
俺はお前と戦いたい。
体が良くなったら…
もう一度バスケをしろよ。」
「…俺はもうあの場所には戻らねえ。」
「…なんでだよ」