君が笑えば。
■もしも■
side 中西結菜
あたしは懲りずに病室にきていた。
誰?
くんなよ。
そう言われるだけなのに…
来たら思い出してくれるという期待があった。
「こんにちは…」
入っていくとそこには寝てる颯斗くんがいた。
キレイな顔してるなぁ…
なんでこんなまつげ長いんだろう…
女の子みたい…
一人でクスッと笑って颯斗くんの寝顔をみて、
あたしは大事なことを思い出した。