君が笑えば。

「いっ、郁哉くんっ!」


「あっ…だめ?」


「うん…」


2人が何かこそこそ会話していた。

俺は雑誌を読んで
木村は不機嫌そうに携帯をいじっていた。


ガラッ…―


「颯斗…」

「…母ちゃん」


母ちゃんがドアの付近にたって呼ぶ。

どれほどの心配をかけたんだろうか…

母ちゃんがいつも寝てる時間に来てることを知っていた。


< 85 / 154 >

この作品をシェア

pagetop