君が笑えば。

「なんだよ…」

郁哉もどっかのおぼっちゃま学校でどこかは詳しく知らない。

「なに、重苦しいため息ついてんだよ?」

「いや―…」

「てかさ―…南高に可愛い子いたんだけど!紹介してよ…」

「…どんな子だよ!」

「う―んと…髪はくせっ毛ぽくてふわふわしてるロングヘアで、目がちょっとたれてて、女の子って感じの子。」

「ふ―ん…」

「紹介してよ!」

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