君が笑えば。
母ちゃんは何も言わない。
「颯斗…バイト…してるの?」
「あ…」
そうだ。
俺は確かにコンビニでバイトしてた。
でももう止めるつもりだったはずだけど…
なんで俺はやめてないんだろう…
「おじいちゃんから貰うお小遣いじゃ…足りない…?」
「…そうゆうわけじゃなかった」
「じゃあ、なんで?」
「…」
答えられなかった。
本当に…わからないんだ。
バイトをし続けていた理由。
「今…そのバイト誰がやってるか知ってる?」