君が笑えば。
郁哉は下をずっと見ていた。
何か悩んでるように…
ずっと…
「颯斗…お前は結菜ちゃんがすっごい好きだったんだよ。」
結…菜…?
結菜って中西のことか?
「お前は事故に遭った日、結菜ちゃんを助けたんだ」
ガンガン
頭がトンカチで叩かれているかのように痛い。
「あの日、お前は結菜ちゃんに気持ちを伝えるはずだった」
「いっ…」
すごく痛い。
今までないくらいに…頭が痛い。
「颯斗…」
メニュー