執事の秘密
✻part2✻
✻ゲーム✻
真凛side
悠里と兄がベタベタしてる間、私はというと…
「え、山久。ちょっと待って」
「ダメですよ?なぜ待たなくてはならないんですか?十分待ったと思いますが」
「え、うん。そうなんだけど……こういうの、身分っていうのをちゃんと考えないと」
「考えてますよ?というより、今は主人やら使用人やら関係ありません。ちゃんと平等な人間として見てもらわないと」
「う……」
「もう我慢の限界です」
そう言って、山久は手を伸ばす。