執事の秘密
悪魔のような笑みを浮かべてそう言った。
は、はめられたぁぁああああ!!!
「待って!今言ったのなし!!ダメ!却下!!!」
「それではお嬢様、よろしくお願いしますね?私のことは名前で呼ぶように。あと、明日の手伝いも忘れないようにしてくださいね?」
山久は、私の否定の言葉を無視して、悪魔のような笑みで言った。
「それはそうと、お嬢様。彼はどうします?」
「彼?」
山久が指さす方を見ると、そこには、何やらことらを覗き見ている宮石の姿。