執事の秘密


「もう、英くんはひどいんだからぁ。私を邪魔者みたいに扱うしぃ」


「正直言って邪魔だ!!」


英は大きな声で目障りだと言わんばかりの勢いで宮石にくってかかる。


ほぉ~。英はこんな顔もするのか。


しかも声を張り上げて。


こんな英はなかなか見ることはできない。


貴重な表情を見せてもらったぜ!山久英よ!


私は、英と宮石の言い合いを見ながら、うるさいと思う反面、英の貴重な表情を見れたと、心の中で喜んでいた。


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