執事の秘密


瀧本くんは、特に女子に人気で競争率も激しい。


「助けてくれてありがと。私、英と悠里のとこ戻らないといけないから」


お礼を言って離れようとしたら、瀧本くんに腕をグイッと引かれてまたも同じ体制に。


「あ、あの瀧本くん?放してくれない?」


私が言うと、瀧本くんはにっこり笑って、


「ダーメ」


おい!何がダメだよ!!


こっちは早く行きたいのに!


「里田、ちょっと話があるから付き合えよ」


< 151 / 172 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop