八一ト






ゆっくり離れ
恋次はまた私を見詰る


「…ごめん…」


恋次は悲しそうに私を見詰る

なんで謝るの…?

嫌じゃなかった

むしろ安心できた


恋次の腕が私の目元に伸びる

恋次が私の目元にあるものを
親指で拭きとってくれた


…涙

でてたんだ…

「違うよ…恋次

私…ありがとうって言いたくて」

「え?」

「キスしてくれて…ありがとう」






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