八一ト

夢の中






「昨日どうだった?」

興味深々で聞いてくる優奈

「なんでもないよ
無言のまま帰った」


「そっか~
そりゃそうか…

でもヒナはホントに偉いよ」

よしよしと頭を撫でて来る

でも何かおかしかった

黙って歩くのはいつものことだけど

普通じゃなかった


「恋次…
の歩き方、おかしかった」

「は?」

「恋次、昨日ふらついてた」

急に咳もするし
目がやつれてた







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