八一ト





「お前……

何で…来てん…だょ……」

恋次の声はすごく
しんどそうだった

「私の肩につかまって!

ゆっくり行こ!」

恋次はあまりものしんどさに
抵抗はしなかった

「…ハ…ハァ」

「もうすぐだから」

恋次は私の肩に腕をのせて
私が引きずるようにして
歩いた


「スミマセン…」


そう言って
ドアを開けるが
誰もいない






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