八一ト





…ッ…

目を開けてみると
ボンヤリだけど風景が見えた

…保健室?


そっか…

私…寝てたんだ


このときふんわりと温かな
重みが私の頭から伝えられた

速度を変えず
ゆっくりと上下に優しく
触れる


…嫌じゃなかった

安心できたんだ…

もう一回目を開けてみると
私の前に誰かが座っていた

この人は誰…?




…そっか

お父さんなんだ


今ならこの気持ち伝わるかな…






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