八一ト
「あわっ!!!」
無言で何も言わず
ティッシュの箱ごと
私に投げ飛ばしてきた
訳が分からず
恋次の方を見る
恋次は目を合わさず
指だけ私に指してきた
…!?!?!?
意味不明で分からない!!
どう癇癪したらいいの?
「…涙」
ふと恋次が声をだし
鏡に自分を映す
「あ…」
映された自分は泣いた跡が
残っていて目が赤く充血していて
腫れていた
いつの間に…
だからティッシュくれたのか
「ありがとう!!」
その優しさがすごく嬉しかった