八一ト




「あわっ!!!」

無言で何も言わず
ティッシュの箱ごと
私に投げ飛ばしてきた

訳が分からず

恋次の方を見る

恋次は目を合わさず
指だけ私に指してきた

…!?!?!?

意味不明で分からない!!

どう癇癪したらいいの?

「…涙」

ふと恋次が声をだし
鏡に自分を映す

「あ…」

映された自分は泣いた跡が
残っていて目が赤く充血していて
腫れていた

いつの間に…

だからティッシュくれたのか

「ありがとう!!」

その優しさがすごく嬉しかった










< 134 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop