八一ト



「何…?

勝手にそうやって言って
俺に近づきたい気…?」

「え?」

あんな笑顔でチャラチャラ
した感じの潤はもういなくなっていた

これが潤の本性なんだろうか


「ほんっと…

女ってそうだよなーー

少しでもカッコイイ男がいると
自分をなんとかアプローチして
媚びた笑顔で俺を見詰てさ

キモイって…」

「……」

「俺の顔だけ判断して中身なんて
見る気もねぇーくせに

女なんて俺にとったらただの
おもちゃに過ぎない」


そっか…

そうなんだよ

潤にはちゃんとした
理由があってしてるんだ…





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