八一ト


「あぁぁぁ!!」

急に大声を出す優奈

笑ってた顔じゃなくて
優奈の顔は青ざめていた

優奈の震えた手は
窓の方を指していた

「どーしたの?」

そう言って

私は窓の方にもう一回
目をやった


…真っ暗で

何も見えない



「優奈、手離して」

優奈にしっかり両手で
目を隠され今どんな状況か分からない

「絶対ダメ!!」

力強く言う優奈



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