八一ト
そして私の目の前にいるのは
恋次だった
でも恋次と目を合わせれなくて
下をうつむいたままだった
「こっち向いて」
「・・・ヤダ」
「ヒナ・・・」
優しい声が届き私はゆっくり
恋次の方に目を向けた
恋次の瞳は悲しそうだった
「俺・・・言わないといけない
ことがある」
言う・・・?
それって・・・もしかして
別れるってこと・・・?
ヤダ・・・
そんなの聞きたくない!!
「ヤダ・・・聞きたくないよ!」
私は必死で耳を隠し聞こえないようにした
私は別れたくない・・・
ヤダ・・・ヤダよ