八一ト




「あぁ・・・せんじくん」

「あぎゃ!?ヒナちゃん
髪ボサボサやし顔ヤバイで!?」

そんなヤバイ・・・!?

ちゃんと
髪とかしてきたんだけどな・・・


「なんかあった?」

せんじくんは心配そうに
覗き込むように見てきた

「うん・・・大丈夫!
トイレ行ってくるね」

立ち上がり足を進めようとした
ときだった

グッッ

私の腕にはせんじくんの手が
握られ進めなくしていた

「なんかあるんやったら
頼れや・・・」

せんじくんの声は低く
手の力が強く込められてた

あの時の顔だ・・・



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