八一ト



潤の綺麗な指先は私の
長い髪にからまして

私を見詰める


「でも・・・お前のこと・・・
嫌いなんて言えない・・・」


「・・・な・・・んで」


「分かんね・・・けど・・・
似てんだよ・・・」

・・・何が・・・

何言ってんのか分かんない

誰を見てるの?

潤の瞳には何が映ってるの?




「俺・・・ささ姉のことゼッテー
幸せにする」

「ありがとう潤ちゃん約束よ・・・」


よみがえる・・・

あの時の夢・・・

約束・・・約束・・・






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