八一ト
「学校案内するよ」
私は恋次の前でニコリと笑った
けど恋次は私を見ることなく
空を眺めていた
ちょっと見てくれないのは
辛いな…
早く慣れないとな
「案内しないとけっこう
この学校迷うよ?
変なとこにつながってたり
するから」
「………………」
無視ですか…
なら…!!
「ささっ行くよ!!」
無理矢理で行くしかない!!
「…なにすんだよ」
低く冷たい声なんかに
負けないんだから
「案内すんの!!
何!?悪い?
私は恋次君のためなんだし」