桃色の蜘蛛、只一つの罪【短篇】
幼い小さな胸には、すでに恋心を重く抱えていたりするんだろう。

コントロール出来ずに、学校では意地悪をして泣かしてしまい、不安と強がりで、帰り道にはうつ向いて帰ったりするんだろうか…。

それでもしっかり握ったランドセルの肩紐。

そこには教科書と食べ残したパンと、夢が沢山詰まっている。

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