分かんない。



ふれあい合宿が終わり、
私達は夏休みを楽しみにしていた。
相変わらず川上とは話していない。
だけどもう私も必要なさそうだ。
川上の好きな人こそ
未だ明らかではないけれど、
川上の周りにはもう
男の友達だらけだった。
好きな人がいるからか、
川上は女子との接点を
尽く絶っていた。
だけど私とはまだ
友達だと思ってくれているようで、
そこまで避けている、
というほどでもなかった。
私の場合、圭祐がいるからなのだが。



< 18 / 94 >

この作品をシェア

pagetop