年下彼女に負ける俺-2-
「聡ちゃん。」


「何?」


「好き。」


さっきよりも強く、ギューっと聡ちゃんのことを抱きしめた。



「それさっき聞いた。」


「うん、知ってる。」



だって好きなんだもん。

仕方ないでしょ?


口には出してないけど、心の中で聡ちゃんに言った。



だけどきっと聡ちゃんには伝わってなくて、彼は気づいてないと思う。

だけど私はそれでいいんだ。


聡ちゃんのことが好きだからさ。




「えへへ。」


やっぱ私は聡ちゃんのことが好きなんです。


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